再現実験検証

労災事故再現実験検証事例

山口県のある企業でトラックにチップを満載した荷台から従業員が計量鉄板上に転落したとされる労災事故が発生しました。この従業員の受傷状態は軽傷で3.5mの高さから落下した場合の受傷状態が合わないためにダミーを落下させて人体が受ける衝撃力を計測しました。結果は死亡に至るほどの衝撃力を受けることが判明し、従業員の軽傷と整合しないことが明らかとなりました。

交通事故再現実験検証事例

新潟県のある交差点の横断歩道上で乗用車の左側の前方に走っていた8歳男児が衝突したとされる事故が発生しました。この事故では目撃者とされる3名が衝突音を聞いたと証言したことから、現実に衝突音が生じるかを4ヶ所に集音器を設置して音量を計測しました。8歳男児の体重と走る速さを基に砂袋を模擬車に衝突させる実験の結果、暗騒音(環境音)のなか4ヶ所とも人間が認識できるほどの音は発生していないことが明らかとなりました。

また、この事故では8歳男児が乗用車の左側の前方に衝突したとされたことから8歳男児の受傷位置と整合するかを再現実験検証しました。
衝突したとされる車体面に8歳男児と同体格のダミーを当てみると、乗用車が走行中のためサイドミラーで右顔面に打撃が加わることが判明しましたが、この8歳男児は左足の螺旋骨折だけであり右顔面などには何ら負傷していないことから衝突は成り立たないことが明らかとなりました。