先日、岡田副総理は、東日本大震災に関係した重要会議のうち10会議で議事録が作成されなかったことを明らかにした。これを聞いて大勢の者が「まさか」と疑ったであろう。

2万人近い死者不明者の大震災と原発事故、その重要会議での議事録を作成していないとは呆れる次第であり、果たしてこのような政府が責任を持って「危機管理」が行なえるのか、疑問が生じる。


また、歴史的事実に基づく公文書は国民共有の知的資源であり、とりわけ、このような未曾有の大震災と原発事故の対策会議の議事録は後世に残すことで教訓となるが、どうもそのような認識すらないようである。この件に関して、野田総理は「今から作れば良い」と能転気なことを言っているが、一字一句誤りなく再現することは不可能である。


原発事故でとんでもない被害を受けた福島県民はこの程度の政府の対応に失望すると同時にこれから何を頼りに復興すべきか不安となる。それにしても、この件で再び諸外国に日本の恥をさらす結果となった。