平成26年に新潟市で発生した事故では横断歩道を渡ろうとした少年がたまたま通過中の乗用車に接触したとされる事故で、運転者は接触などに気づかずにそのまま走行したらひき逃げとして逮捕され拘留された。この事故の論点は警察が当該車両の側面からシリコンラバーで採取したとする形の間隔と少年が着用していたジャンパーの布目間隔が一致するとの鑑識鑑定が示された。そこで、現実に衝突が成り立つかを調べた鑑定を求められたことから少年が着用していたジャンパーと同じものを入手して電子顕微鏡で拡大した文様と一般的なジャンパー4着を同率拡大で対比するとほぼ同じ文様であることが明らかとなり、シリコンラバーで採取したとする形が布目痕としても少年が着用していたジャンパーにより付けられたとする「固有の整合性」は全くないことが判明した。また、警察が示した接触状態ならば少年の頭部が左サイドミラーに衝突して負傷することからその負傷が存在しない結果少年と乗用車は接触していないとの結論を示した。